トヨタ、米国などで87万台リコール 原因は「クモの巣」

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ニューヨーク(CNNMoney) トヨタ自動車は米国などで発売した「カムリ」など87万台のリコール(回収・無償修理)を発表した。エアコン部品の問題が原因でエアバッグが誤作動する恐れがあるといい、問題を引き起こす一因として「クモの巣」を挙げている。

リコールは2012年と13年モデルの「カムリ」「アバロン」「ヴェンザ」が対象。エアコン装置の排液管がクモの巣でふさがれてエアバッグの制御装置の上に水が漏れ、回路がショートすることがあるという。

これによってダッシュボードのエアバッグ警報ランプが点灯したり、運転席のサイドエアバッグが展開したり、場合によってはパワーステアリングが効かなくなることもあるとしている。

トヨタ広報のシンディ・ナイト氏によると、これまでにエアバッグ展開の報告が3件、警告ランプ点灯の報告が35件寄せられた。同社の調査で特定できた唯一の原因はクモの巣だったという。すべての問題をクモが引き起こしているのかどうかは明らかにしなかった。

クモの巣問題ではマツダも11年に、燃料タンクの通気管にクモが巣を張ったことに起因する不具合で、5万2000台をリコールしている。

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