「レイプ」Tシャツの販売元が廃業 ミスが命取りに

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アマゾンに掲載されていた問題のTシャツの一部。販売元が廃業に追い込まれた

アマゾンに掲載されていた問題のTシャツの一部。販売元が廃業に追い込まれた

ニューヨーク(CNNMoney) インターネット通販サイトに今年3月、レイプを促すかのような標語を書いたTシャツが掲載されて非難を浴びた問題で、販売元のTシャツメーカーが先週、廃業に追い込まれた。致命的なミスから立ち上がることができなかったようだ。

破たんしたのは米マサチューセッツ州に本社を置く新興企業、ソリッド・ゴールド・ボム。オーストラリア・メルボルンに住む米国人創業者のマイケル・ファウラー氏が、残っていた社員3人に通知した。

「私の失敗だ。代償は大きかった。20年前から築いてきたライフワークを失ってしまった」と、ファウラー氏は話す。今でも「殺す」と脅迫を受けたり、しつこい電話がかかってきたりするという。

問題のTシャツに書かれていたのは、「Keep Calm and Rape a Lot(そのまま冷静にたっぷりレイプしろ)」などの文字。英政府が第2次世界大戦中、国民の士気を高めるために使った標語「Keep Calm and Carry On(そのまま冷静に進め)」のパロディーだった。

ネット通販大手「アマゾン」のサイトに掲載されていたこのTシャツに非難が集中したため、アマゾンはただちに同社製品すべての取り扱いを中止した。

ファウラー氏は当時、「コンピューターが自動的に作ったデザインで悪意はなかった」として謝罪。顧客からの注文を受けてからTシャツに文字を印刷しているため、問題のデザインが実際に製造された事実はないとも説明した。

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