情熱・経験・コネ――中国での就活で外国人に必要なものは?

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提示した賃金の裏づけが重要だという

提示した賃金の裏づけが重要だという

(CNN) 13世紀のイタリアの探検家マルコ・ポーロは、モンゴル帝国のクビライ・カーンの時代に中国の宮廷で働きながら17年間を過ごした。だが今日、中国で求職中の外国人のほとんどは、そこまで長期間の文化交流は望まないだろう。

ファッションモデルとして中国や他のアジア諸国を飛び回りながら、中国南部の大都市・広州市で4年間暮らしているロシア人のエイヌラ・アスケロバさんは、「ここは、お金を稼ぐ所だ」と割り切っている。

カザン大学でソフトウエア開発を学んだアスケロバさんはこの4月、広州市の中国マリオットホテルで中国政府が開催した外国人向けの就職説明会に、世界中から集まった何百人もの外国人にと共に正規の仕事を求めて参加していた。

鈍化はしても7~8%と相対的には高い経済成長が予測されている中国で就職するための説明会は、特に2008年の世界経済危機以降は、外国人求職者にとっては大変魅力的なものだ。

だが、特に欧米人にとっては、中国での就職は難しくなっている。

大手人材紹介会社ヘイズの中国での責任者サイモン・ランス氏は、外国人の希少性が薄れているほか、企業が有能な人材を求めているため語学力など以外にも中国に腰を据えて働く覚悟も必要だと指摘する。

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