マカフィー創業者、逃亡先のグアテマラで拘束 不法入国容疑

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CNNエスパニョールの取材に答えるマカフィー氏

CNNエスパニョールの取材に答えるマカフィー氏

グアテマラ市(CNN) 中米ベリーズで起きた米国人男性の殺人事件をめぐり当局から事情聴取を求められながら行方をくらましていた米インターネットセキュリティー大手マカフィーの創業者ジョン・マカフィー氏(67)が5日、滞在先のグアテマラで不法入国の容疑で拘束された。マカフィー氏はベリーズに強制送還される可能性もある。

マカフィー氏は4日にグアテマラの首都グアテマラ市に姿を現し、当面は滞在を続ける意向を示していた。5日には弁護士がマカフィー氏の亡命を正式に申請。だが同国のカバジェロス外相は、マカフィー氏が合法的に入国した記録がないと述べていた。

白髪交じりでしわだらけの老人のような変装で逃げていたマカフィー氏だったが、4日に姿を現した時には髪を濃い茶色に染め、しゃれたピンストライプのスーツ姿。20歳代くらいの女性と腕を組んでいた。

事件は11月9日、マカフィー氏が当時住んでいたベリーズの地元警察に対して4頭の愛犬が何者かに毒を盛られたと通報したことから始まった。マカフィー氏の元恋人によれば、マカフィー氏はその後、犬の頭を撃って自宅の敷地内に埋めたという。

この犬たちがよく吠え、攻撃的なことからマカフィー氏と近所に住む米国人グレゴリー・フォール氏(52)の間ではしばしばトラブルが起きていた。そして2日後、今度はフォール氏が頭を撃たれて死んでいるのが見つかった。

マカフィー氏は、数カ月前にある政治家への賄賂を断ったためにベリーズの警察に目をつけられており、事件後姿をくらましたのは不当逮捕を恐れてのことだと主張。逃亡に際しては過去に交際した女性たちの助けを借りたと語っている。だがベリーズの警察は、単に事情聴取を求めているだけだとしている。

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