ロムニー発言でビッグバードの衣装が大売れ ハロウィーン迫る

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JAKKS PACIFIC提供

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ニューヨーク(CNNMoney) ハロウィーンを前に、米公共放送サービス(PBS)の児童番組「セサミストリート」に登場する「ビッグバード」の仮装用衣装が飛ぶように売れている。

理由は3日に行われた米大統領選挙のテレビ討論会。共和党のロムニー候補が、PBSに対する支援を打ち切る可能性に言及した際、「私はビッグバードは大好きだが」と発言して、突如ビッグバードへの注目が集まった。

ビッグバードの衣装を販売しているディスガイズ社のブランドマネージャー、マディー・ジェレティ氏は「今年、ビッグバードの衣装の売れ行きが過去最高になるのは間違いない」と言う。

だがハロウィーンまで1カ月を切ったところで、共和党の大統領候補のおかげでビッグバードのブームが起きるとは誰も予測できなかった。「水晶玉でも持っていれば、前もって分かったのに……」とジェレティ氏は嘆く。

あまりの人気に、討論会から数日のうちにビッグバードの衣装の在庫は底をついた。衣装の価格は39ドル99セント~89ドル99セント。「セサミ・ストリート」のキャラクターでは、エルモやクッキーモンスターが人気で、ビッグバードの衣装の販売数は例年なら数千着だという。

「打つ手はない。商機を逃したとしか言いようがない」とジェレティ氏は言う。衣装は中国製で、増産して輸入しようにも、ハロウィーンには間に合わないからだ。

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