ドイツ憲法裁、欧州安定メカニズムに合憲の判断

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ドイツ連邦憲法裁判所は欧州安定メカニズムについて、基本法(憲法)に違反していないとの判断を下した

ドイツ連邦憲法裁判所は欧州安定メカニズムについて、基本法(憲法)に違反していないとの判断を下した

(CNN) ドイツ連邦憲法裁判所は12日、ユーロ圏の救済基金「欧州安定メカニズム(ESM)」を合憲とする判断を下した。これにより、ESMは10月に正式始動する見通しとなった。

憲法裁の決定には、同国の負担額に上限を設け、追加拠出には議会の承認を義務付けるとの条件も明記された。

ESMをめぐっては、最大の拠出国となるドイツで、議会の予算決定権が侵害されるなどとして原告3万7000人が違憲を主張。国民投票に持ち込まれる可能性が指摘されていた。

これに対してメルケル首相らは、ESMはユーロ崩壊の回避に向けた重要な柱になると主張してきた。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は先週、危機に陥った国の国債を無制限に買い入れる救済策を発表。ESMの設立はその前提とされていた。

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