スイス東部ダボス(CNN) メルケル独首相は25日、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で演説し、債務危機に陥ったユーロ諸国の支援について「私たちは最初から、ユーロを守りたいと言ってきた。だが、できない約束はしたくない」と述べ、さらなる資金の拠出を否定した。
メルケル首相はまた、債務危機対策で欧州連合(EU)をリードしている独仏に対し、加盟国の一部から意図を疑う声が出ていることに不満を表明した。「(独仏が)いがみ合っていれば嫌われるし、事前に合意にすればしたで、表立って采配を振るう立場になってまた嫌われる。この点はいらだたしい」
また首相は「(EUを)きちんと機能させるための政治的な構造や基盤が欠けているのは明らかだ」とし、危機を乗り越えるためにEUの抜本的な制度改革が必要だと述べた。