ニューヨーク(CNNMoney) サウジアラビアのアルワリード王子は19日、自身が率いる投資会社キングダムホールディング(KHC)を通じて短文投稿サイト「ツイッター」の株式3億ドル相当を取得したと発表した。
アルワリード王子は数カ月にわたる交渉を経て出資に至ったと述べ、KHCは「ソーシャルメディアは今後数年でメディア産業の姿を根本から変えると確信している。ツイッターはこの傾向をとらえ、収益を上げるだろう」との見通しを示した。
米誌フォーチュンによれば、王子は私設流通市場を通じてツイッター株を取得したとされる。同社の経営にどの程度関与するのかは不明だが、KHCは投資先の企業に長期的にかかわり、「経営陣と緊密に連携し、戦略的決定に参加することを目指す」方針を掲げている。
アルワリード王子は総額213億ドルの純資産を持つとされ、アラブ実業界の長者番付で8年連続トップに立っている。KHCはメディア大手ニューズコーポレーションの株式7%のほか、タイム・ワーナー、アップル、シティグループなどの株式を保有し、民放放送局の開設も計画している。
ツイッターは従業員数約800人。過去1カ月で約100人を採用した。現在は経営陣の入れ替えや当初からいた従業員の退社などを経て経営の刷新を図っており、技術部門の強化と市場拡大に力を入れる。市場では株式公開に向けた動きが注目されている。